輪タク
詳細情報
- データID
- 2841
- 更新日
- 2025/09/11
- 大分類
- 歴史・民俗
- 解説原稿
- 輪タクとは、自転車に客席を取り付けた三輪車のことで、タクとは「タクシー」の略語です。
日本では明治末~大正初年に輪タク型式の乗りものを確認できますが、普及したのは昭和に入って戦争が激化してのちのことでした。石油不足のため、燃料不要の輪タク(当時の呼び名は「更生車」「厚生車」であり、「輪タク」という愛称は戦後から)は国策に沿った乗りものとして広まります。特に戦後、復員兵などの失業者にとって収入を得る手段として、輪タク業は流行しました。昭和23年(1948)ごろから数年の間は、全国で約1万3,000台が活躍しますが、戦後の復興とともに、タクシーが盛んになり、昭和30年代(1960年前後)には輪タクは全国的に衰退していきます。
しかし、ここ茅ヶ崎では、昭和48年(1973)まで、輪タクが存在しました。戦前の茅ヶ崎は東海道線より海側は別荘のほかは人家もまれな砂地でしたが、高度経済成長期に宅地開発が急速に進み、田畑のあぜ道がそのまま道路となりました。その結果、車の入りにくい道路が多かったことが、茅ヶ崎で輪タクが利用され続けた要因と考えられています。
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