二代歌川広重「御上洛東海道 平塚」
詳細情報
- データID
- 1183
- 更新日
- 2024/05/22
- 大分類
- 展示品
- 解説原稿
- 中央に描かれている橋は馬入橋です。中央の赤い吹き流しには源氏の家紋である笹竜胆(ささりんどう)があしらわれていることから、鎌倉時代、源頼朝が橋の落成式に参加した場面が描かれています。しかしそれだけでなく、「御上洛」と題されたこの浮世絵シリーズは、当時229年ぶりの上洛が話題となった14代将軍徳川家茂(1846~1866)の上洛をも題材にしていると考えられます。当時は、将軍を絵に描くことは禁止されていました。源頼朝を将軍になぞらえて直接的な表現を避けるといった工夫が見られます。
- おすすめカテゴリー
- 歴史・民俗
展示案内・イベント