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植物の標本をつくるっぴ2【文化資料館時の記事】

~2023.12.31
ぴじゅうからのお部屋
(2020/10/23)
ぴじゅうからちゃんですぴ。いま、文化資料館の馬谷原(まやはら)さんと植物標本をつくっている所なんだっぴ。

前回「植物の標本をつくるっぴ」

(以下、馬:馬谷原、ぴ:ぴじゅうからちゃん)

ぴ)植物の乾燥が終わったから持ってきたっぴ!早くつくるっぴ!

馬)久しぶりだね。うまく乾燥出来たかな。
ぴ)植物から水分を抜く吸い取り紙も交換していたし、かなり頑張ったっぴ!大丈夫だとおもうっぴ!

馬)おぉ、きれいに乾燥できたみたいだね。では、続きを始めよう。
ぴ)ついに標本の形に近づいてくるっぴね!


今回必要なものはこれ!



馬)今回の作業で必要なものは、乾燥した植物を貼りつける台紙(A3くらいのケント紙)、合成のり(PVA(ポリビニルアルコール)のり、アラビアのり)、顔料ペン、ラベルだよ。ラベルはおうちでもつくってみてね。

馬)ラベルには、この植物がどのようなものなのかを書き込むんだよ。その際には、顔料ペンや製図ペンという水にも油にも強いペンを使ってね。

馬)ボールペンやマジックで書くと、あとで字が消えてしまうことがあるんだ。
ぴ)ボールペンやマジックが消えることがあるなんて、知らなかったっぴ。

馬)顔料ペンや製図ペンが良いのだけど、なければ鉛筆やシャーペンでもいいよ。


ラベルの書き方


馬)では、ラベルの書き方だね。前回、植物を挟んだ新聞紙の下にも書いたと思うけど、採集した「年月日」、「採集地」、「採集者」を書こう。

ぴ)書いたっぴ!

馬)つぎに「和名」の所に植物の名前を書こう。もし図鑑などで調べても分からない場合は、分かった範囲までか、何も書かなくてもいいよ。標本にしておけば、あとで調べることができるからね。

ぴ)この植物はコバンソウだっぴ。この植物を採った時に調べたっぴ。

ぴ)この「番号」の所はどうするっぴ?
馬)ここは標本番号と言って、整理できるように、この標本だけの番号を記入するんだよ。

馬)今回はぴじゅうからちゃんの標本なので、ぴじゅうからちゃんの番号をつけよう。今後標本が増えた時に番号は重ならないようにしてね。

ぴ)これは、ぴじゅうからの1番目の標本だっぴ!!ぴ-001と。


ぴ)最後に、「科名」と「学名」のところはどうすればいいんだっぴ?
馬)図鑑などを調べると書いてあるよ。生物を調べていく時に区別がつく様にするため、似た仲間ごとにまとめて細かく分けていく(分類する)のだけど、その名前の一つが科名だね。

馬)科名は、図鑑やインターネットのサイトにも書いてあったんじゃないかな。
ぴ)コバンソウはイネ科だっぴ。

馬)つぎは学名。和名は日本語でつけられたその生物種(せいぶつしゅ)の名前で、この場合はコバンソウだね。

馬)学名はラテン語という言語でつけられた、その生物種の世界共通の名前なんだよ。この場合は[Briza maxima]、世界中で通じる名前なんだ。

ぴ)なんだか難しそうだっぴ。
馬)言葉が違う世界中のさまざまな人々が共通に使うものだから、そんなに難しく考えなくていいんじゃないかな。
ぴ)じゃあ、科名と学名も書いてみるっぴ。科名はイネ科、学名は[Briza maxima]と。

台紙にラベルを貼り付け



馬)ラベルに記入ができたら、台紙の右下にのりで貼りつけよう。
ぴ)貼りつけたっぴ。


馬)ここまで順調に進んでいるね。では、台紙に植物を貼りつけていくよ。


ぴ)いよいよ次回で完成だっぴ!!
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