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学芸員のこれ推し!№3~『山王さまと親しまれた日枝神社』
学芸員のブログ
茅ヶ崎市博物館では、萩園の辻町に所在し、地域の皆さまから「山王さま」と呼ばれて親しまれてきた日枝神社に関する資料を所蔵しています。

◆解体前の社殿(1996年撮影)
地域で「山王さま」と親しまれてきた日枝神社の社殿。
日枝神社は、辻町の共同墓地の近く、わずかな木々に囲まれた小さなお堂として地域に受け継がれてきました。堂内には、地域で本尊・御神体として大切にされてきた庚申塔が安置されていました。この庚申塔は、寛文2年(1662)に祀られたものとされ、上部に日月、中央に「南無妙法蓮華経」と「山王大明神」の文字、下部に三猿が表されています。山王信仰、庚申信仰、日蓮宗の題目が重なり合う、地域の信仰と暮らしの歴史を物語る貴重な資料です。


◆庚申塔と読み下し
地域で本尊・御神体として大切にされてきた庚申塔。山王大明神、日蓮宗の題目、三猿が刻まれています。
また、境内には天保13年(1842)建立の道祖神があり、堂の建設や修理に関わるものとして、安政4年(1857)銘の棟札も伝えられていました。さらに、昭和期に整えられた子ども神輿や賽銭箱なども残されており、これらの資料からは、山王さまが単なる祠ではなく、地域の人びとが集まり、守り、次の世代へ受け継いできた場であったことがうかがえます。

天保13年(1842)建立の道祖神
境内にあった角柱型の道祖神。道や村境を守る信仰を伝える石造物です。

安政4年(1857)銘の棟札
社殿に関わる棟札。江戸時代後期に、山王さまが地域の人びとによって守られていたことを示す資料です。

子ども神輿
日枝神社に伝えられてきた子ども神輿。地域の子どもたちと祭礼の記憶を伝える資料です。

賽銭箱
日枝神社に伝わった賽銭箱。墨書から、地域の講中によって整えられたことがうかがえます。
社殿の解体に際しては、博物館の学芸員がに立ち会わせていただくとともに、氏子の皆さまから日枝神社に関する資料をご寄贈いただきました。長く地域で守られてきた資料を博物館へ託していただいたことに、深く敬意と感謝を申し上げます。
茅ヶ崎市博物館では、萩園・辻町の歴史、民俗、地域の記憶を伝える地域の貴重な資料として保存し、調査を進めています。地域の小さな祠や石造物、祭礼用具には、かつての人びとの祈りやつながり、くらしの足跡が刻まれています。
今回ご紹介する資料を通じて、身近な地域に残されてきた歴史や文化に目を向けていただければ幸いです。
※掲載している日枝神社関係資料は、現在、展示室では公開しておりません。これらは、地域の皆さまから託された大切な文化資料として、博物館が保存・管理しているものです。今後、調査を進めながら、展示や講座等の機会を通じてご紹介できるよう検討してまいります。

◆解体前の社殿(1996年撮影)
地域で「山王さま」と親しまれてきた日枝神社の社殿。
日枝神社は、辻町の共同墓地の近く、わずかな木々に囲まれた小さなお堂として地域に受け継がれてきました。堂内には、地域で本尊・御神体として大切にされてきた庚申塔が安置されていました。この庚申塔は、寛文2年(1662)に祀られたものとされ、上部に日月、中央に「南無妙法蓮華経」と「山王大明神」の文字、下部に三猿が表されています。山王信仰、庚申信仰、日蓮宗の題目が重なり合う、地域の信仰と暮らしの歴史を物語る貴重な資料です。


◆庚申塔と読み下し
地域で本尊・御神体として大切にされてきた庚申塔。山王大明神、日蓮宗の題目、三猿が刻まれています。
また、境内には天保13年(1842)建立の道祖神があり、堂の建設や修理に関わるものとして、安政4年(1857)銘の棟札も伝えられていました。さらに、昭和期に整えられた子ども神輿や賽銭箱なども残されており、これらの資料からは、山王さまが単なる祠ではなく、地域の人びとが集まり、守り、次の世代へ受け継いできた場であったことがうかがえます。

天保13年(1842)建立の道祖神
境内にあった角柱型の道祖神。道や村境を守る信仰を伝える石造物です。

安政4年(1857)銘の棟札
社殿に関わる棟札。江戸時代後期に、山王さまが地域の人びとによって守られていたことを示す資料です。

子ども神輿
日枝神社に伝えられてきた子ども神輿。地域の子どもたちと祭礼の記憶を伝える資料です。

賽銭箱
日枝神社に伝わった賽銭箱。墨書から、地域の講中によって整えられたことがうかがえます。
社殿の解体に際しては、博物館の学芸員がに立ち会わせていただくとともに、氏子の皆さまから日枝神社に関する資料をご寄贈いただきました。長く地域で守られてきた資料を博物館へ託していただいたことに、深く敬意と感謝を申し上げます。
茅ヶ崎市博物館では、萩園・辻町の歴史、民俗、地域の記憶を伝える地域の貴重な資料として保存し、調査を進めています。地域の小さな祠や石造物、祭礼用具には、かつての人びとの祈りやつながり、くらしの足跡が刻まれています。
今回ご紹介する資料を通じて、身近な地域に残されてきた歴史や文化に目を向けていただければ幸いです。
※掲載している日枝神社関係資料は、現在、展示室では公開しておりません。これらは、地域の皆さまから託された大切な文化資料として、博物館が保存・管理しているものです。今後、調査を進めながら、展示や講座等の機会を通じてご紹介できるよう検討してまいります。
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