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新人さんと閉館中のお仕事【文化資料館時の記事】

~2023.12.31
ぴじゅうからのお部屋
(2020/5/20)

おいでよ 新人さん



【図1】新人学芸員の坂口さんだっぴ!

どうも、ぴじゅうからちゃんですぴ。

「ぴじゅうからのお部屋」も今回で3回目。みんな楽しんでくれてるっぴ?

今日はおいらのお部屋に、文化資料館の新人学芸員・坂口さんが来てくれたっぴ!


(以下、ぴじゅうからちゃん:ぴ、坂口:坂)

坂)ぴじゅうからちゃん、はじめまして!

ぴ)はじめましてっぴ!どうぞよろしく。


閉館中のお仕事


]

【図2】資料撮影の風景
ぴ)坂口さんは、民俗担当の学芸員さんっていうけど…閉館中の博物館で、どんなお仕事をしてるんだっぴ?ふむ、これがお仕事中の写真なのね。これは何をしているところっぴ?


坂)これは資料整理中の写真だよ。みなさんから寄贈していただいた資料に番号を振って、大きさや材質、何に使われていたか、いつ頃のものかなど、データを整理するの。

この場面では、資料のデータをまとめた「資料カード」に貼るための資料写真を撮影しているね。


ぴ)ふ~ん。なんか大変そうだっぴ。どうしてそんなことをするんだっぴ?


【図3】クワは土を掘り起こすのに使う農具だっぴ
坂)ぴじゅうからちゃん、資料にはたくさんの「記憶」が残っているんだよ。

例えば、特変わったところのない、古いクワがあるとするでしょ?データが残っていなければ、それはただの古い木材と錆びた鉄のカタマリに過ぎないの。

でもさ、いつ、だれが、どうやって、何のために使っていたかっていうクワの「記憶」が備わっていたら…

そのクワを使っていた人たちの暮らしを思い起こしたり、再現したりできる、大切な資料になると思わない?


ぴ)なるほど?受け入れたモノが、過去の人びとや地域の記憶を現在につなぐための資料になるように、モノの情報を遺(のこ)していくわけっぴね。

坂)そういうことなの!さすがだね、ぴじゅうからちゃん。飲み込みが早くてビックリだよ…。

あとは、展示などで使いやすくするための情報もとっているよ。番号を振って分類すれば探しやすいし、大きさが分かるとケースや台に並べやすいよね。


ぴ)なるほどっぴ~。最近話題の某ゲームでは、寄贈した生き物や化石がすぐ展示されるけど…実際のところ、何気なく並んでるモノにはそういう裏側もあるっぴね。

坂口さん、勉強になったけど、もっと面白いハナシは無いのかっぴ?


坂)えー…資料整理中には、意外な掘り出し物が出てきたり、ひと昔前に慣れ親しんだ懐かしいものがあったりして、意外と楽しいんだよ?今度はそういうのを紹介できるようにするね。


ぴ)よーし、楽しみにしてるっぴ!坂口さん、ありがとっぴ!

それじゃ、次回の「ぴじゅうからのお部屋」もお楽しみに~ぴぴぴ~!


[[size|10|【図4】カードには、こんな風にスケッチも描くらしいっぴ。
肩が凝りそうっぴね~。]]
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