旧相模川橋脚
文化財
旧相模川橋脚は、大正12(1923)年9月1日の関東大震災と翌年1月の余震によって、水田に橋杭が出現した遺跡です。歴史学者沼田頼輔によって、建久9(1198)年に源頼朝の重臣稲毛重成が亡き妻の供養のために架けた橋の橋脚と考証され、大正15(1926)年に国の史跡に指定されました。その後の調査で新たに橋脚の北側から土留め遺構も発見され、平成19年2月に追加指定を受けています。また、地震によって生じた液状化現象の痕跡も確認されるなど、関東大震災の地震状況を残す遺産としても評価され、同25年に国の天然記念物に指定されました。液状化現象としては全国初の国指定になります。現在は10本の橋脚は保存のため地中に埋め戻され、その上部にレプリカを池に配置し、モニュメントや解説板を配して公開しています。