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博物館のスタッフ紹介④〜リュウグウノツカイを追い求めて〜

2024.2.9~
学芸員のブログ
茅ヶ崎市博物館の工藤です。2月3日から冬の企画展「昔の子どものくらし」が始まっています。連日たくさんのお客様にご来館いただき、ありがとうございます。
このブログもだんだんと存在がバレはじめてきました。失言しないように気をつけなければなあと思う今日この頃です。

さて、今回紹介する方はこちらです。

長尾 直樹(ながお なおき)
・会計年度任用職員(学芸専門員)
・現在大学院修士2年(動物解剖学を専攻)

幼い頃から動物好きで・・・



工)長尾さんは、昨年の10月に会計年度任用職員(学芸専門員)として採用されました。応募したきっかけは?
長)小さい頃から学芸員に憧れていました。海の生き物が大好きで、茅ヶ崎は憧れの土地です。

工)(表情硬いな・・・。)小さい頃から。
長)両親に連れられてよく水族館に行きました。あと父が釣りが好きでよくついて行きました。物心がついた頃には、自分から行きたいと言っていました。
工)なるほど。
長)そのまま今に至ります。

工)幼い頃から好きだったものを仕事にしたいと。大学ではどんなことを専攻しているのでしたっけ。
長)動物解剖学です。リュウグウノツカイの脳の解剖学的解析をしています。
工)リュウグウノツカイ・・・?

長)はい!アカマンボウ目リュウグウノツカイ科の一種でして、大型の深海魚です。特徴的な外観をしていて、なかなか発見されることもなく、目撃されるだけで話題になります。ちなみにリュウグウノツカイの脳は非常に変わってまして、まず・・・。
工)(急に元気になった・・・。)大丈夫です。それについてはまたの機会にとことん聞きたいと思います。
長)とことんお願いします!!!!
工)・・・。

博物館に興味を持ったきっかけ



工)そんな動物が大好きな長尾さんですが、なんでまた博物館の学芸員に?
長)大学1年生の頃、それまでは水族館ばかり行っていましたが、博物館にも行ってみようと、たくさんの博物館を巡りました。
工)なるほど。
長)色々なものを扱っている博物館に興味が湧きました。自分の専門以外のものにも触れてみたくなり、博物館で学芸員として働きたいと思いましたね。

大学院に通いながらの博物館勤務



工)今は学校にも通いながら仕事もしていますよね。
長)正直時間に追われて大変です。でもかなり楽しいですよ。
工)大学の頃は体力が無限だったのを思い出します・・・。4月からも学芸専門員としての採用が決まっていますよね。
長)はい、かなり嬉しかったです。色々な専門の人がいるので視野が広がります。経験も積めるし、これからも学び続けたいと思っています。
工)かなり働いていただけることを期待しています。

長)・・・。


工)長尾さんのように将来学芸員として働きたい学生はたくさんいるかと思います。長尾さんは学生のうちから博物館に飛び込んで学業と両立していました。なにかメッセージはありますか?
長)自分の好きなことをとことん楽しむことが大切かと思います!
工)確かに先ほどリュウグウノツカイについて話している時の長尾さんはとても楽しそうでしたね。
長)はい!日本でもごく稀に目撃・・・
工)大丈夫です。今度聞きます。
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