モズ（メス）　モズ科　Lanius bucephalus
体長20センチほどの鳥で、丘陵地から平地の市街地、田畑、公園などで見ることが出来ます。９月-10月になると、ある程度の範囲毎になわばりを宣言するため、高鳴きという「キィーキィー、」「キチキチ」と鳴く声がさまざまな場所で聞こえます。
肉食性で、タカの仲間の様にくちばしがするどくかぎ状で、爪も鋭く、昆虫や、カエル、トカゲ、ネズミ、同じ大きさの小鳥なども捕獲することもあります。秋から冬の間は食物を確保するためのなわばり争いがはげしく、単独でなわばりをつくります。早春になると巣作りを始め繁殖をおこないます。
オスには「モズのはやにえ」という捕獲した獲物を木の枝の先に突き刺す習性があります。「はやにえ」は冬の保存食として利用されたり、オスがメスを求愛する際に、鳴き声の速さなどの質を高める為の栄養食にしているといわれています。