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カイコの成長(液浸標本・乾燥標本)

解説

カイコ カイコガ科 Bombyx mori
カイコは卵で越冬し、年1〜3回発生します。茅ヶ崎での養蚕は年2〜3回行われ、それぞれを春蚕、夏蚕、秋蚕と呼んでいました。カイコの卵は植物の種子に似ていることから、蚕種や種と呼ばれていました。
【春蚕(はるご)の場合】
①【卵】4月末から5月の節句までにカイコは卵から孵化します
②【毛蚕(けご)(1齢)】孵化したばかりのカイコの大きさは2~3mmで、黒い体に毛がはえています。
③【3齢】頭のかたちがはっきりしてきます。
④【5齢】食べる量が急激に増え、桑を食べる音が雨のように聞こえたそうです。
⑤【繭(まゆ)】体が透き通ってくると繭を作りはじめます。このタイミングで格子状のマブシの上に置くと糸を吐いて繭を作ります。
⑥【羽化】繭の中でカイコはサナギになり、10日ほどすると羽化します。養蚕の工程ではカイコは羽化させず、繭の状態で生糸を回収します。

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