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数取り

解説

柳島村の藤間家に伝わっていた資料です。江戸時代、柳島村の名主・藤間家は、柳島湊で廻船業を営んでおり、幕末には、観音丸・不動丸・福徳丸という、四百石船(現在の単位で約60tを積める帆掛け船)を所有していました。
「数取り」と呼ばれるこの道具は、そうした船の荷物の積み込み、荷降ろしの作業の際、積荷の数を数えるために使われたと伝えられています。荷物を10回数えたら「十遍」の札を1枚裏返し、100回数えて「十遍」の札がすべて裏返ったら元に戻して「百遍」の札を裏返します。さらに1000回数えて「百遍」の札がすべて裏返ったら元に戻して「千遍」の札を裏返し、「千遍」がすべて裏返るまで、つまり1万回まで積荷の数を数えることができます。

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